用意するもの
古谷石や河原で探石した石に台座が欲しいと思った事はありませんか。水盤に砂を敷いて飾るのもいですが、石によっては、やはり台座飾りですよね。ホームセンターで、木材を買って来ても、道具も要りますし、まして石の底の形状に合わせて掘り込むのは相当の技術が必要。失敗すればおしまい。
そんな悩みも解決、失敗しても簡単に再チャレンジ。業界極秘裏技です。
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@ まず、クツと呼ばれる土の付いた部分を、養生する為に、ラップかビニールの袋をかぶせる。 |
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A 大小に拘わらず、汚れ防止のため、スッポリト被せた方が安心です。 ただし、後で簡単に石だけを取り出せるようにしておきます。 |
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B これは、100円ショップで買った紙ねんど。 軽くて、手にも付かないし、固まった後で加工もしやすい材料です。 |
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C とにかく、丸めて、丸めて、つなぎ目のないように丸くする。 手に少し水を付けると滑らかになる。付け過ぎないように注意。 |
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D 下に書類を挟むクリアファイルでも、下敷きでもとにかく引っ付きにくい素材のものを下に引く、ビニール等のやわらかい物は、作業がしづらい。 上から、平らなもので押さえて、小判型にする。石の大きさに合わせた幅と厚みは15ミリ程度に。 |
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E 上と下が平らになる。 形は自由に変形させて、又、上から押さえて平らにする。横の形を作る時に、下のクリアファイルごと回すと作業がしやすい。 |
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F ラップかビニールに入れた、先ほどの石を、ググット押し込む。 |
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G 上部が盛り上がるので |
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H 再度、平らな板で押さえる。 |
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I 隙間が大きい箇所は、小さく粘土を詰め込む、接合部分は、指に水を付けて、擦って均一にして下さい。 |
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J 詰め終わったら、横の部分の形造りと、上の部分を平らにする。 ヘラなどなくても、指で簡単に仕上がられます。 |
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K こんな場所ができれば |
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L 指を濡らして擦り均一に。 |
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M 平らに仕上げる。 (少し平らじゃなかったか) |
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N 少し時間をおいて、冬なら室内で2時間、夏なら1時間程度で、石だけを取り外す。そして、表面が少し硬くなるまで、室内で乾燥。直射日光にあてない事。ひび割れします。表面が硬くなったら、中のラップを静かに取って、後は完全乾燥。 |
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O 乾燥後、猫足のようにするのなら簡単に削れます。 ローズの色をハケで塗ります。ハケ目で木目調に塗れば、紫檀の台座にそっくり。これで出来上がり。 |
台座ミニ知識
台座に石をはめ込むのではなく、石に台座を、かぶせるのが正しいやり方です。
意味の分からない人は、粘土の台座を作って、試して見れば答えが分かります。
もっと簡単にしたい方の為にもう一つ。 適当に容器を選んで、中に紙粘土を詰め込みます。 そして、石を入れるのは、先ほどと同じラップをする要領で、石を抜いて乾燥、塗装で出来上がり、容器を使う分成型の必要もありません。 台座飾りで悩んでいた方さあチャレンジして下さい。 |
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