明治10年まで採取禁止

1868年・明治元年

1830年・天保・古谷石発見

江戸時代
1603年〜1868年

戦国時代

鎌倉時代

平安時代

奈良時代

飛鳥時代

古墳時代

紀元前〜紀元後3世・紀弥生時代

1万年前・日本の縄文時代

500万年前・類人猿から人類が分化

4,000万年前・哺乳類の繁栄

6,000万年前・瓜谷累層が形成

2億5,000万年前・恐竜の誕生

1億4,300万年前・恐竜の絶滅

46億年前・地球の誕生

少し大げさになりますが、地球誕生から見て見ましょう。

1603 1704 1804 1830 1868 1878(明治10年)
慶長 宝永 文化 天保・古谷石発見 採取禁止 明治元年 古谷石採取解禁

約280年も続いた江戸時代の後半、1830年ごろ、天保年間に、山中できこりが発見したといわれています。

 つまり、今から約180年前に、発見されるも、石の見事さ故に、紀伊田辺藩(38,000石)は、藩の財産であるとし、石番を
置いて、一般の者が採取する事を禁じた、「御留め石」となり、一般に世にでることは無く、その禁が解かれたのは、
明治10年になってからです。
 解禁当時の明治時代は、洋風好みの風潮の時代で、需要も少なく、土の中から産出した石を磨いて売るという、観念も少なく、家の周りりの塀や石垣に使われており、現在でもその名残の家があります。

田んぼの石垣にも古谷石が ある駐車場、大きな溜りの古谷石 庭先に原石のままゴロット

本当に古谷石の愛好家と呼ばれる人達が、出始めたのは、高度成長期の昭和30年代位からで、流通している古谷石の購入時期も、40年前、辺りが多い。
 その後、バブルでも希少価値の為、相当高額で売買されていた。しかし、今では、産出の付近の渓谷にも採取禁止の立て札が多くなり、土中石の為、樹木の伐採と掘り起こしの行為が厳しく規制されており、山崩れや土木工事に伴い、
産出する他に、山を所有している人が採取する程度で、その数は年々減少しています。

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