古谷石の価格、値段

ズバリ、古谷石の値段の決め方を教えます。
ここでは、分かりやすいので、１キログラムの石を、１人が扱った、例えとします。

①形で振り分ける

河原にあるだけある石でも、1日探石して、水石の赴きのある石をどれ位見つけれますか？まして、土中にある古谷石を掘り出しても、全てが水石として良いものに当たる訳がないので、非常に低確率です。ここで、探石の経費は、後で計上しましょう。

②研磨の手間代の計算	先ほどの肌で色々状態を挙げましたが、まず、研磨の日数を計算します。要するに、細かい入り組んだ所が多い程、研磨に日数が掛かるので、高くなります。	1日～2日 \12,000～ \24,000
③台座の作成費	紫檀等は、高いのでよほど良い石でないと使用しません。カリン、桜、杉等で、硬い～柔らかいもので造ります。	\3.000～ \5,000
④諸経費	石を磨く工具の器具損料磨き粉や布、ブラシ等の消耗品費	\500
営業経費	ここで、逆計算ですが、先程の産出にかかる経費を参入します。ここまでで、安くて\15,500高くて\29,500となり、一律に10%の産出経費を入れます。一日に１００㎏の使える石を探さないと、日当が出ないと言う事です。これは、当方独自の計算ですので、他はあたりません。	\17,050～ \32,450
営業利益	更に15%を参入します。	\19,607～ \37,317

これは、石が自分の持ち山から産出された、石代０円の計算です。
では、当方のオークションで、そんなに高く売っていない理由を言いますと、とにかく、人件費を抑える為に研磨作業は、荒く落とせる工程は、職人さんに、細部や最後の一皮の研磨は、お年寄りにやってもらっています。当然、丁寧な仕上げですし、人件費も安く済みます。又、産出の地元ですので、磨いて持ち込んでくれる人もおり、安く譲って頂く場合もあります。

又、中々見つからない形状や、色合い等、は採取の経費負担を大きくしていますので、高くなっています。そうでないと１日に趣のある石を、100㎏も採取できませんから。では、一般的な値段の目安を以下に記述しましたので、参考にして下さい。あくまでも当方の勝手な計算ですので、古谷石を取り扱っている方の共通ではありません。

100～500グラム	１kgと手間はあまり変わらないのですが	\5,000～\7,000
500～1キロ	上の表で説明したように、人件費を押さえて	\10,000～\15,000
１キロ～２キロ	このクラスが一番手間が掛かる。	\15,000～\30,000
2キロ～4キロ	台座が少し大きくなるのと表面積が増えるので	\30,000～\50,000
4キロ以上	余り採取できない、重いので磨き手間が掛かる	1㎏/\10.000

原石で買われるのでしたら、上の表で、4キロまでなら、約1/4=25%程度、4キロ以上で、1ｋｇ\1,200が目安です。良い形状や、紋様、滝石、姿石は、付加価値(産出経費)として、どうしても高くなります。希少価値がある物、人が持っていない物は、価値があるんです。

この表は、当方の勝手な計算によるものです、今所有されている古谷石は、養石され価値が上がっておりますし、他で販売されている業者の方でも、年代物や、良い赴きの石もありますので、当てはまるものではありません。一応の目安の参考資料としご覧下さい。